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よくかんでたべること

そのままのみこまずに、ね。

インターネット私史

インターネット私史 その礎を築いた友たちへ (NextPublishing)

インターネット私史 その礎を築いた友たちへ (NextPublishing)

この間の休日は、突然出会ったこの本を読みふけっていました。
著作者は高橋 徹 氏。日本のインターネット界の超重鎮です。

wikipediaには「インターネットの母」と書いてあったので調べてみたら、*1
The Internet Gets a Hall of Fame (Including Al Gore!)によると

Sometimes known as the “Mother of the Internet” in Japan,

とありました。motherは母以外に源という意味もあると今更ながら知りました。マザーボードのマザーといったところなのでしょうか。

このような調子で私は恥ずかしいくらいのもぐりなのですが、もぐりだからこそ(?)出会えてよかったと思える内容の濃い本でした。

タイトルの「インターネット私史」の通り、高橋氏が日本そしてアジアにインターネット普及に尽力した歴史が流れるような文で綴られています。

最初の驚きは インターネットについて語る本に「学生運動」という文字があったことでした。そして文芸編集者として18年キャリアを積んだとあります。身体を壊したり、家を支える苦労があったり...なんとなく計算してみるとそのころ高橋氏40才ぐらい。ここからどのようにして「インターネット」にたどり着くのか、気になってぐいぐいと引きこまれてしまいました。

読み進めていくうちに、現在当たり前のように使われている技術、本に歴史の一項目として掲載されている技術、すごい人々、お世話になっているかたや団体がそれはもう どしどしと登場します。技術は人が作るもの、発展は人の尽力のたまもの、歴史とは人と人とが作るもの、と実感しました。

多大なる貢献者直々の文章でインターネットの生きる歴史をたどることができ とても贅沢でした。そして「これからのインターネット」(これからの技術の発展や安全や倫理やインフラとしての存在や法律との関連etc)から目を背けないようにしなければと改めて思うのでした。

素晴らしい本をありがとうございました!

*1: ヘンデルみたいだとか、the father of the mother of LOCAL is the mother of the Internet とか思ってしまって... すみません...