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よくかんでたべること

そのままのみこまずに、ね。

おそうざいふう外国料理

最近、デイリーポータルでも記事があったが(40年前の外国料理に衝撃を受ける)私の一番好きな料理本は暮らしの手帖社から出版されている「おそうざいふう外国料理」だ。
この本をそもそも知ったきっかけは、池波正太郎の「食卓の情景」だった。

まことに行き届いた家庭料理書で、つくづく感心した。

とある。池波先生(と勝手に呼んでいる)の奥様のおっしゃる通り、この本の通りに作れば失敗がなく、しかも凝った調味料や食材を使わずしゃれた西洋料理が出来上がってしまうのだ。

おそうざいふう外国料理のあとがきによると、料理に慣れない暮らしの手帖社の社員さんにレシピを渡してその通りに作ってもらうことで推敲を重ねた、とある。とにかく写真が多くて文章が懇切丁寧なのだ。私もこの本によって料理の力はずいぶんと底上げしてもらった、本当に頭が上がらない本である。
昨今の料理本に慣れていると、文章が長いのと、表記が時代を感じる(バターをバタ、スパゲッティをスパゲチetc)かもしれないが。。。

デイリーポータルの記事は面白かったけど、私自身はこの本にあまりにも思い入れが深いので、ぜひとも付け加えたいことがある。
デイリーポータルの記事に、40年前の西洋料理は敷居が低い、というような表現があったが、それは当時手に入る食材で家庭でも作れるように当時の一流シェフたちが工夫したレシピだからだ。

この本は、どの家庭でもおいしいものが食べて幸せになるように、という願いが込めてある。そして40年後でも使えるクオリティがすばらしいと私は叫びたい。
私の言葉で延々と引用するより暮しの手帖社の紹介ページのリンクを貼っておく。
この本の西洋料理に協力したシェフの一人、村上信夫さんのエピソードをwikipediaで見て、さらに胸が熱くなってしまったので、こちらも貼ってみた。